木材保護

木材の劣化を抑制する保護塗料

外部の木部は、廃棄ガス・紫外線・酸性雨・カビ菌など、さまざまな要因で劣化してしまいます。
近年、日本の木材利用促進・県産材利用促進・CLT利用促進等で建築物の外壁・屋根・柱等の屋外用途で木部の利用が非常に増えてきました。
屋外にある木部は何もしていない状態だと紫外線により変色したり、トゲ・ささくれがでてきたりして劣化してしまいます。
弊社のハイブリッドガードSTを塗布することで屋外にある木部の劣化を抑制することができます。
この“ハイブリッドガードST”は、弊社が自社施工でのみ扱っていた屋外木部の塗料をこの度、昨今の屋外での木材保護の需要の高まりから塗料販売を開始しました。

水性のアクリルの塗料なので、ウレタン塗料・ガラス塗料に比べ比較的にメンテナンスしやすく他社塗料と違い、耐候性に優れているのが特徴です。

紫外線への対策

紫外線波長のうち、木材に影響を与えるUVA・UVBの対策をおこなっています。
一般的な木材保護塗料には「紫外線吸収剤」が含有されておりますが、弊社のハイブリッドガードSTは『紫外線拡散剤』を含有しているため、 紫外線の影響による木材の変色を抑制します。

水の侵入防止と割れ対策

水の侵入を防ぐ事で木材の割れと汚れの原因を抑制します。

木材との密着性対策

弊社のハイブリッドガードSTは剥がれ防止対策をしっかりと行っています。
木材の動きに追随し、強く密着することで造膜タイプの塗料の欠点である塗膜剥がれを抑制します。

柔軟な施工と高いメンテナンス
性を持つ塗料

弊社のハイブリッドガードSTは透明な膜です。一般的な木部に使用する塗料ですと木目が見えなくなってしまう塗料もあります。
木目が見えなくなってしまうと木の風合いを活かすことが難しくなってしまいますが、ハイブリッドガードSTは浸透系の着色塗料の上に コーティングを行うことも可能な設計にしています。

また、水性アクリルの塗料なのでウレタン塗料やガラス塗料と言った硬い塗膜ができるタイプの塗料と比べてタッチアップ作業やメンテナンス作業が しやすいのも特徴です。

■水性木材保護用 高機能塗料 “ハイブリッドガードST”

特長:
・非常に純度の高いアクリルを使用
・表面に透明なアメ色の膜をつくり、天然の美しい木目を活かす

用途:
・屋外の木部全般のクリア塗装
 壁、天井、手すり、廻り縁等
※ 充分な性能が発揮されない恐れがありますので、
  摩耗の激しい床面への使用はお控えください

容量:18kg/缶 ※約80㎡分

標準塗布量:225g/㎡(3回塗り)

■施工方法 木目を生かすクリア仕上げ

工程 塗装その他 配合 乾燥時間 塗布量(g/㎡)
1 素地調整 研磨作業
2 下塗り STクリア 100 15~60分 75
3 中塗り STクリア 100 15~60分 75
4 上塗り STクリア 100 15~60分 75

※記載されています施工方法は新設の場合です(既存の場合は剥離作業洗浄作業等が必要になります)