CO2削減素材「グリーンナノ添加ごみ袋」が東京都清瀬市の一斉清掃用ごみ袋に採用されました。
当社にて企画営業を行っている二酸化炭素削減素材「グリーンナノ」(製造元:アイトスマシナリー株式会社)を添加したごみ袋が東京都清瀬市の令和5年度⼀⻫清掃⽤のごみ袋に採⽤されたことをお知らせいたします。
グリーンナノについて
「グリーンナノ」はプラスチック樹脂にわずかな量を添加することで、プラスチック製品が焼却する際に発生するCO2を削減します。プラスチック製品が焼却する際の炭化反応を促進することで大気中に放出するCO2を削減することができる添加剤です。
普段使っているプラスチック原料に少量(1%~3%)加えるだけでよく、プラスチックの見た目の良さ、加工のしやすさを活かしながらカーボンニュートラルに貢献できます。
グリーンナノ添加のごみ袋のメリット
プラスチック資源循環促進法の施行をはじめ、循環型社会形成を推進するためにサーキュラーエコノミーの3Rの取り組みが一層強化されています。しかし、生ごみ・紙類・プラスチック包装類などを混載する「ごみ袋」は再利用が難しく焼却ごみとして処理されることが一般的です。
国内のプラスチックリサイクルの大部分(約57%)を占めるサーマルリサイクルと単純焼却から排出される年間CO2排出量は1600万トンにも及ぶと言われています。(一般社団法人プラスチック循環利用協会調べ)
アイトスマシナリー社調査によるごみ袋用PEフィルムの削減効果最大値は31.4%と大幅に削減できる可能性がある事から、グリーンナノ添加のごみ袋の採用が広がることで環境負荷の軽減を推進できます。
また、市民の方が日常生活で利用するごみ袋が通常のプラスチック製品と比較してCO2削減効果のあるプラスチック製品という事をPRする事で、環境負荷軽減のための意識啓蒙にもつながると考えています。
自治体様のCO2排出削減施策に寄与
グリーンナノを添加したごみ袋は、植物由来バイオマスプラスチックとは異なり燃焼時に発生するCO2を削減できる特徴があります。地球温暖化対策推進法・京都議定書・グリーン購入法などの関連法案への対応としてCO2排出量ゼロ化推進に最適な新技術となり、CO2排出削減を推し進めている自治体様にとって効果の高い施策です。
今後の展開(ごみ袋のゼロカーボン化)
当社では今後、「実質CO2排出ゼロのごみ袋」を実現するためグリーンナノ添加ごみ袋のカーボンオフセット認証取得を行う予定です。
グリーンナノによる実質的なCO2排出削減効果に加えて、削減しきれないCO2をオフセットするため、カーボンオフセットの考え方(削減努力をしたうえで、削減しきれない排出量をオフセットする)に合致したものとなります。
ごみ有料化制度でごみ袋を指定化されている自治体様、ゼロカーボンシティ宣言をしている自治体様の排出削減施策に非常に効果のある取り組みです。
全国の多くの自治体様にご採用頂けるよう取り組みをより一層強化してまいります。